おはようございます!
やっと日曜日になりましたー。
昨日のホワイトハウスの記者会見では、アメリカの新型コロナウイルスのピークは1週間後を予想していると話していました。
また、抗マラリア薬(通称z-pack)が新型コロナウイルスに効果があるかどうかをFDAが判断するには、1か月ほどの時間が必要なんだとか。
もう少し先になりそうですね。
NYにお住いの方々は、本当に大変な状況だと思います。
昨日のクオーモの話では、ピークは7日後から(たしか)21日後を予想しているとのことでした。
それでも、毎日クオーモが出す、感染者や死亡者数のグラフを見ていると、急激な坂は終わったのではと思わせるカーブになってきているので、7日後の可能性は十分にあると思います。
ダラスもジワジワと死者数は増えていますが、ダラスカウンティのクレイジェンキンスの対応の早さで、なんとか爆発せずに堪えている状況です。
また、昨日のテキサス州のグレッグアボットのツイッターで、PPEの状況が報告され、足りているようだったので、安心しました。
ところで、アメリカ市民になるとき、憲法(Constitution)について勉強しました。
勉強したといっても、そんなに難しい内容ではありません(^^;)
でも、今回ホワイトハウスの記者会見で、「なぜアメリカをロックダウンしないのか?」と聞かれ、なんども「コンスティテューションだから無理」と回答していたのを見て、「ん?」と思ったのです。
調べてみると、憲法上、国からロックダウンを国民に強制することはできない、ということのようです。
アメリカ国中のロックダウンは、あくまでも、全国民からの要請があって、国が対応するものなのだそうです。
だから、まずは、それぞれの州、カウンティ、市が、それぞれ考えるのが最初。
ということは、西海岸が新型コロナウイルスの死亡者を低くおさえることができているのも、やはり、市やカウンティ、そして州の判断が正しかったということになるわけです。
そういう意味では、NY州のクオーモは、弟がソーシャルディスタンスを取らずに新型コロナウイルスに感染してしまうくらいですから、新型コロナウイルスに対する危機感があまりなかったのかもしれません。
また、メディアが「アメリカ中ロックダウンにするべき!」のようなことを言っていますが、これは、国民を代表して言っている(つもりになっているだけ?)ということになります。
ちなみに、現状では、FDAがアメリカ中に検査キットを送っているので、どこで感染が拡大しつつあるか、把握できるようになりました。
そのため、個人的には、アメリカ中ロックダウンする必要性は感じていません。
さいごに、アメリカの新型コロナウイルスに関して、正確な情報の入手方法をまとめておきます。
- 世界の新型コロナウイルスの状況(The New York Timesのデータ。ユーザー登録が必要になりますが無料です。)
- アメリカの新型コロナウイルスの状況(The New York Timesのデータ。ユーザー登録が必要になりますが無料です。)
- アメリカの州ごとの新型コロナウイルスの状況(The New York Timesのデータ。ユーザー登録が必要になりますが無料です。)
- アメリカの州ごとの詳細なデータ(検査数、死者数などの数字)
州、カウンティ、市のそれぞれの状況は、ツイッターで情報を得るのが早くて正確です。(ニュースは情報に偏りがあったり、嘘があったりします。ニュースがPPEが足りないと話していたら、ツイッターでその話が本当なのか確認するのがいいと思います。)
州、カウンティ、市からのオーダー(Shelter in PlaceやStay Homeなど)は、裁判所の書類が出ますので、その書類を読むのが一番正確です。
同じShelter in PlaceやStay Homeでも、州、カウンティ、市によって内容が異なりますので、必ず、目を通すようにしましょう。
州、カウンティ、市の情報は、公式ウェブサイトを探すと、COVID-19のページが用意されているはずです。
- ホワイトハウスのYoutubeチャンネル
- 新型コロナウイルスの治療薬に関する情報はFDA
- 新型コロナウイルスの対策に関する情報はCDC
- 新型コロナウイルスの対策で国民の健康を考えるのはHHS
- ドクターファウチ(Dr.Fauci)はこちら
- あちこちでインスタント病院を作ってくれているU.S. Army Corps Engineers
目先は1週間後にピークが来ることを願いつつ、ふんばりましょう!