独学で洋裁をはじめて数年経ちました。
付録にパターンのあるものはなんとか作れるようになり、それだけで大喜び。
友達に自慢したりして、楽しんでいました。
ところが最近、作った後にサイズが大きいと感じたり、腕の長さが合わなかったり、もっともっと自分の体に合うものが作りたいという欲が出てきました。
体型にあった洋服が作りたい
体型に合った洋服を作る方法、まったくわかりませんでした。
本を探してみると、綺麗に縫う方法が書かれている本は結構ありました。
でも、サイズ調整するための方法が書かれている本は見当たらず。
ネットの情報を探してみたら、すごーく簡単にサイズ調整をする方法を書いてくれているところはありました。
でも、詳しい方法が書かれているサイトはありませんでした。
調べてみると、体のサイズを測って作る「原型」をもとにパターンを起こす方法を知らないと、サイズ調整はできないようなのです。
さらに、その原型には、文化式、ドレメ式など、色々な種類がありました。
ここで一旦、洋裁教室を探しましたが、適当なところが見つからず。
次に通信講座を探しました。
これらの通信講座が質問し放題だったら速攻で申し込んだのですが、質問回数が決まってしまうと、1人でするのとあまり違わないのでは?と思ってしまったのです。
ボディ原型を説明してくれる本
そして、また本を探しはじめました。
自分の体型にあったものを作ることを目標にすると、原型からは離れられないようなので、原型について書かれている本を探しました。
見つかったのは2冊。
悩んだ末、買ったのはアイテム別基礎作図集でした。
アイテム別基礎作図集
アイテム別基礎作図集が届いて読んでみると、まず、原型の作り方が書かれているのは約10ページ。
次に、原型からダーツに関する説明が約10ページ。
続いて、ブラウス5点、ワンピース6点、ジャケット6点、コート3点の原型からパターンへの展開方法が解説されています。
あとで気づいたことですが、スカートとパンツへの展開方法の解説はありませんでした。
この本で解説されているのは、バスト、ウエスト、ヒップを測ることでできるもののみです。
そして、付録についていたのは、実物大の原型が書かれたもの。
当然ですが、縫い方の説明などは一切ありません。
登るべき階段が多すぎて、少し、気が遠くなりました(笑)
誌上・パターン塾 Vol.1 トップ編
次に目をつけたのが、
です。

この本はトップスを作ることに特化した本で、すごくユニーク。
まず、バストのサイズを測ります。
この値からボディ(前後見頃)の号数を決めます。
ボディの基本パターンになっているボックスシルエットのパターンを転写します。
好みのデザインを選んで、ボックスシルエットのパターンをアレンジします。
あとは、好みの袖を選んで、好みの襟を選んで、ボディにアレンジが必要があれば変更し、袖と襟のパターンを作ります。
選べるパターンは、
- ボディ10パターン
- 袖は10パターン
- 衿は11パターン
あり、それぞれのパターンからアレンジが最低1~4種類あるので、パーツごとに20~40種類展開できます。
他には、フードのパターン、衿なし(丸首やVネックなど)、見頃を伸ばして、ハーフコート、ロングコート、ワンピースへの展開も簡単ですが解説されています。
バストのサイズをもとにベースのパターンを決め、そこから自分の体型に合わせてパターンを好みのものに変更していくので、サイズ調整ができます。
パターン展開されているデザインの数も多いし、読んでいるだけで楽しくなる本です。
ただ、この本もパターンの作り方の本なので、縫い方の説明はありません。
例えば、ギャザーのパターンは作れますが、ギャザーの寄せ方の方法は書かれていないということです。
掲載されているパターンのデザインですが、私の求めているものが、今どきのデザインではなく、定番のデザインということもあり、今のところ古さは感じていません。
もし、流行りものを自分でデザインしたければ、自分でデザインしてパターンに起こす方法を習わないといけないのかな、と思います。
また、縫い方は書かれていません。
私は
を持っていまして、そんなに分厚い本ではないのですが、カラーの写真付きで、洋服を作るために必要なことが一通り書かれているので、今のところ、この本で十分かなと思っています。
この本で物足りなくなったら、
を買うことも考えています。
さいごに
さいごに、トップの他に、
がありまして、すでに手元にありますが、すべてすごくいいです!
私と同じで脱ビギナーを目指す方におすすめです。